産後2ヶ月あたりから冷たいものがジ~ンとしみるように。歯科でレントゲンを取ったところ虫歯発見!しかも6つ!渋々受ける事になったアメリカの虫歯治療の実体験です。
2020.2 現在
虫歯発覚
妊娠すると口内トラブルが起こりやすい!とよく言われるので、クリーニングをするつもりで歯科検診へいきました。
前回受診した時は、妊娠中でX-ray(レントゲン)を撮っていなかったので、万を時して撮影。撮影データを見ながら 歯科医が
「あんた何歳だっけ?見てみなさいょ。これもこれもこれも虫歯。フロス(糸ようじ)してないの?」
ガーン
フロスしてますよ。歯磨きもちゃんとしてますよ。え、そんなたくさんあるの?言われてみれば、産後2ヶ月あたりから冷たいものがジーンとしみるようになったかも。。。まさか虫歯だったとは!?
虫歯は6つ。しかも一つは神経に達しているかもと。
神経まで達している歯は別の歯科医が診るので、来週また来るよう指示があり、出直すことに。
2回目の問診
全開とは別の歯科医がレントゲンデータを確認し、実際にどの歯か確認。中度で神経近くまで達しているため、他の5本とは違う治療が必要だといわれました。(30分くらいで終わったかな)
ここで問題発生!
既に治療日の予約を取っていたので、その日に全て治療してくれると思いきや軽度の虫歯のみで、今日確認した中度の虫歯は別日に予約して治療を受けないといけない!ていうんです。
どういうことやねん!て思いますよね。
どうやら今日診てくれた歯科医は中度以上の高額治療しかやらないよう。金にならない軽度の虫歯は最初に診てくれた歯科医が処置するらしい。こっちは一日まとめて全部直してほしいのに、何で歯科医の都合に合わせて何度もこなあかんねん!てイラっとしました。
さらに中度治療の予約は1月まで空いてない!ていうから余計腹たつ。もっと酷なったらどないしてくれんねん!て感じです。
とはいえ、今更別の歯科に行って1からやりなおすのも時間がもったいない…怒りをこらえて、2度に分けて治療することになりました。
1回目 レジン治療(軽度)
この日は、軽度の虫歯5本(左上部2本と右上部3本)をレジン治療しました。まずは歯茎に麻酔注射。これが案外痛い…15~20分くらい待つと麻酔が効いてくるので、治療開始。
ういぃぃぃん!!ギギギギギギ!と恐怖を煽る音、骨に伝わる振動で意識が飛びそうになりつつも、トータル2時間で終了。
中度の虫歯治療が1月までできないと伝えたので、少し削って中に進行を抑える薬を入れてもらいました。
治療後、2時間は飲食禁止。6時間の授乳禁止。レジンの触感に違和感があるけど、これもいずれは慣れるでしょう。
2回目 根管治療
- 1月某日。右上部の1本が神経まで達していたため、根幹治療を受けて来ました。
まずは受付で「神経治療に関する同意書」「局部麻酔に関する同意書」にサイン(治療前のペーパーワークの多さ、アメリカらしさを感じる瞬間)。
治療代に案内され、腕利きのインド人歯科医が登場。X-rayを見ながら歯科助手と入念に打ち合わせして治療開始。麻酔の針がチクッと刺さり、徐々に右顔面の感覚が失われる…と同時にウィイ~という音。時々ピンセットで何かを引っこ抜く感覚。目を閉じながら「私の口どうなってんだろ」って考えていると、時間はあっという間に過ぎていました。「all done」という声で目を開けると、治療が終わっている・・・(え?根幹治療てめっちゃ痛いんじゃないん?)
さすが高額の腕利き医師。麻酔を打つ時が一番痛くて、その後全く痛み無し。なんなら帰宅後も痛くない。どういうこと!?
治療時間は、2時間弱でした。
3回目 クラウン型どり
根管治療の翌日、再び歯科へ訪問。というのも、昨日の腕利き歯科医は神経引っこ抜きはするけど、クラウンなどはやらないんだそう。「続きは別の歯科医ね」ってことです。
受付で「局部麻酔の同意書」にサインをして、治療ブースへ移動。麻酔が効くと、クラウン治療開始。昨日治療した歯を、またガリガリ削る!ウィンウィン削る!(なんで?) 型とりを何度か行い、薬の様な苦い味がしたと思うと、またガリガリ削る。それがすさまじく痛い!麻酔が効いているのに痛い!昨日の根幹治療より痛い。
所要時間は2時間半程度。出来上がったクラウンを装着するため2週間後に再度歯科へ来院予定。
市販の痛み止めを飲んで良いとの事でしたが、耐えに耐え薬は飲まず、歯ぐきからの出血と痛みに6時間程度たえました。
4回目 クラウン装着
歯科に到着。「本日はペーパーワークがないので、麻酔はなしね」と悟る。
治療台に着くや否や、衛生士らしきおばちゃんが笑顔で挨拶。片手にペンチ。
え!?ペンチ!?!?
そして前回取り付けた仮歯をバキッととる。(破片が口の中に残る…)
かなりビビったけど痛みはなく、出来上がったクラウンをはめてみて「歯科医がくるまで噛まずに待ってて」と放置される…数分後歯科医現る。高さを微調整しX-rayを撮影。シッカリハマっているか確認したうえで、今度はセメントを入れてガッチリ固定!そのまま10分 Don’t move。
10分後セメントか固まり、接着完了。少しづつ削りながら、噛み合わせを微調整し、終了。
遂に虫歯治療が終了!長い長い治療期間だったけど、これで晴れて通院終了です。
治療費
保険適用前 | 保険適用後 | |
診断 | $50くらい | $0 |
X-ray | $140 | $0 |
フィリング(詰め物) | $ 不明 | $447 |
根幹治療 | $ 不明 | $670 |
クラウン(被せモノ) | $ 不明 | $1050 |
※アメリカの民間保険でも、クラウンは保険適用外となるものが多いようですので、事前に確認が必要。
まとめ
何故か歯科医が「ここまでは私、ここから先は別の歯科医」と仕事内容を分担していて、そこまでは良いとしても、二人が同時に出勤する日がないので、何故か患者が何度も行ったり来たり。そのたびに途中で止まる治療。結局、3~4ヵ月程かかりました。
値段は、フィリングだけなら日本で全額自己負担になった場合と大差がないのですが、根幹治療になった場合は、保険がきかないうえ、ドクターの手数料がプラスされるので半端なく高い。
今後虫歯ができた時は、全額自己負担でも一時帰国し日本で治療します!絶対に。
トミー
最新記事 by トミー (全て見る)
- これも癇癪(かんしゃく)なのか - 2020年9月22日
- おうちで Port’s bakery のパンを焼いてみた - 2020年5月20日
- 赤ちゃんのアレルギー予防「READY SET FOOD」 - 2020年3月26日